第2章 形骸化しない学級目標編 3.行動レベルへ落とし込む

第2章 形骸化しない学級目標編

3.行動レベルへ落とし込む

2-3は、第2章の第3部 行動レベルへ落とし込む です。
ここは、学級目標が形だけで終わらないための大事な部分になります。

この部の出発点は「言葉だけでは動かない理由」です。
どれだけ立派な言葉でも、その言葉が子どもにとって行動のイメージと結びついていなければ、日常では使われません。
知っている言葉と、使える言葉は別物。ここをはっきりさせていきます。

この回では、次の内容を扱います。
・抽象語の問題 協力 誇り 挑戦 などは、行動のイメージがないと残りにくい
・日常のどの場面で思い出せばよいかが曖昧だと、言葉は使われなくなる
・言葉だけだと、できた できない の判断基準が持てず、手応えも薄くなる

あわせて、学級目標を学級だけで完結させない考え方も出てきます。
学校 学年 学級という流れの最後に学級目標がある、という位置づけです。学級目標は、学校 学年の目標を子どもたちの生活に落とし込む翻訳係として捉えていきます。

そして、学級目標の構造として
・主目標
・サブ目標
・行動目標
この三層で考えることも扱います。出口の姿から逆算する視点や、担任の第一声と方針の重要性にもつながっていきます。

2-3では、学級目標が形骸化してしまう本当の原因と、言葉を行動に変える考え方を扱いました。

この回のポイント
・学級目標が形骸化する大きな原因は、目標が「言葉止まり」になってしまうこと
・「協力」「誇り」「挑戦」などの抽象語は、意味は分かっても行動のイメージと結びつかないと日常で使えないこと
・「どの場面で」が曖昧だと、言葉が生活の中に出てこないこと
・抽象的な言葉だけだと「できた できない」の判断基準が持ちにくく、振り返りも曖昧になりやすいこと
・「主目標」「サブ目標」「行動目標」の三層で考えると、姿勢と行動がつながりやすいこと
・担任の第一声と方針が入っていない学級目標は、ほぼ確実に形骸化すること

私が5年生の担任をしていた時の学級目標と、5・6年生の複式学級を担任していた時の、学級通信を資料として載せておきます。
主目標、サブ目標、行動目標のイメージをつかんでください。また、後者は、5章で扱う学級通信の参考にもしていただけると思います。

R4 5年生学級目標

学級通信(学級目標)

次の2-4では、学級目標を1年間「使い続けられる言葉」にするための、PDCAの回し方に入ります。
1ヶ月ごと(あるいは特定のスパン)の重点行動をどう決めるか。日常の中でどう動かすか。振り返りの問いをどう選ぶか。翌月(次のスパン)につなぐときに何を残すか。ここを扱っていきます。

2-4

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