第2章 形骸化しない学級目標編
5.形骸化を防ぐ担任の関わり
2-5は、第2章 第5部「形骸化を防ぐ担任の関わり」です。
ここでは、学級目標を1年間生かし続けるために、担任がどこを見て、どう言葉をかけるかを扱います。
最初のテーマは「評価を結果だけにしない理由」。
「できた・できなかった」だけで振り返ると、子どもは評価されることを怖がり、挑戦しなくなります。
また、結果だけだと、どんな努力をしたのか、どこを改善すべきなのかが見えにくくなります。結果は、あくまで「今の位置」を知るための情報、という位置づけです。
この部では、評価の中心を「行動の過程」に置きます。
たとえば「挑戦」なら
・手を挙げようとした
・失敗してもやり直そうとしていた
「誇り」なら
・任された仕事を丁寧にやり切ろうとしていた
・胸を張れる授業への参加姿勢といえるものだった
こういう小さな積み重ねを、言葉にしていく考え方です。
ここから、具体的に見ていきます。
2-5では、学級目標を日常で生かし続けるための、担任の関わり方を見てきました。
この回のポイント
・結果だけで「できた できない」を決めると、学級目標は続きにくい
・担任が見るべきなのは、行動の過程と小さな変化
・できた子だけを取り上げるのではなく、「やろうとした」「少し近づいた」動きを言葉にする
・その言葉が、学級目標を自分ごとにしていく力になる
・ほめるために見るのではなく、次の行動につなげるために見る
次の2-6では、学級目標を教室の中に置きっぱなしにせず、係活動や日常の場面と結びつけていく扱い方に入ります。
目標が「掲示物」ではなく、動きの基準として働くように整えていきます。
気になるところや、自分のクラスでの言葉のかけ方に不安があれば、LINEで送ってください。