第3章 子どもが動く学級組織編
2.組織の構造(4部制)
ここでは、学級で起きる活動を、子どもたちが理解しやすい4つの視点に分けていきます。
係や役割がばらばらに並ぶと、子どもは「自分は何を意識して動けばいいのか」がつかみにくくなります。
そこで、この回では次の4つにまとめていきます。
(例)
・仲間
人間関係づくりや話し合いの動きを支える
・学習
授業が進みやすくなる動きや、学び合いの支え方
・生活
時間や移動、整頓など、毎日の流れ
・健康
体調の変化への気づきや、安心して過ごす土台
あわせて、この回のもう一つの柱が「班のつくり方と人数構成」です。
人数が多すぎても少なすぎても、話し合いや活動が進みにくくなります。基本は3〜4人で考え、ここで紹介する形では役割が4種類なので、4人班が合います。
さらに、班ごとに意識するポイントも出てきます。
・声のかけ方
・話し合いの回し方
・困っている子へのサポート
このあとの回で、部や班が話し合って動く場面が出てくるので、その前に「全体の形」をここで押さえていきます。
上にも書きましたが、
仲間づくりは、その名の通り、その子たちが中心となって仲間関係をよりよくするための動きを担います。グループでは、班長がその役割を担う感じです。
また、私の学級では、そのほかの役割の子たちが困っていたり、動きが鈍かったりした場合に、サポートする役割もあてがっていました。
学習づくりでは、「自分たちで授業をつくっていく」という意識で動きます。挙手・発言はもちろん、班での話し合いなどでリーダーシップをとり、進めていきます。授業は先生がするもの、という意識から、このクラスの授業は自分たちがつくっていくもの、という考え方になっていくといいですよね。
このように、何かと指示待ちの子が多い現代です。そうなってしまっているのも、家庭環境だけではなく、先回り先回りして親切すぎる学校教育にも原因があると思っています。
自分たちの学級は自分たちがつくる!こんな思いをもたせたいですね。ただ、うしろで糸を引っ張っているのは、学級のリーダーである担任でなくてはいけません。子どもたちの実態にもよりますが、やはり子ども100%には限界があります。
つぎの3-3では、実際にこれらの「部」の話し合いをどうもたせるかについてみていきましょう。