第5章 保護者との信頼関係づくり
1.学級通信の活用法
第5章は、保護者との信頼関係づくりです。
5-1は「学級通信の活用法」。この回のキーワードは「学級通信は安心の可視化」です。
学級通信は、ただのお知らせではなく、保護者にとっては子どもの日常と担任の姿勢が見える窓になります。教室でどんなことが起きているのか、子どもたちがどんな様子で過ごしているのか。保護者からは見えない部分を、言葉や写真で届けていく役割があります。
ここで大切なのは、特別な出来事だけを選んで報告しようとしないことです。行事の大成功だけでなく、日々の授業でのつぶやきや、友達同士の小さなやりとり、ちょっとした工夫。そういう「ふだんの一コマ」が、保護者の安心につながっていきます。
また、学級通信は「きれいな文章を書かなければならないもの」でもありません。「いまクラスで大事にしていること」や「子どもたちのがんばり」を、伝えるところから始められます。
学級通信は、必ずやらなければならない業務ではありませんが、この方法でやれば、保護者が味方になってくれる可能性が格段に上がります。
この回で、無理なく続けながら信頼を深めていく視点を、一緒に整理していきましょう。
5-1では、学級通信を「お知らせ」だけで終わらせず、保護者の安心につなげていく考え方を扱いました。
この回のポイント
・学級通信は、教室の様子と担任の姿勢が伝わるものになる
・特別な出来事より、ふだんの一コマが安心につながりやすい
・長い文章でなくても、「今大事にしていること」と「子どもの姿」が伝わればよい
次の5-2では、学級通信の書き方に入ります。
読みやすく、負担が増えにくい形にするために、構成と文章の型を扱っていきます。