第5章 保護者との信頼関係づくり
2.担任の「大切にしていること」が自然に伝わる通信
前の回では、学級通信は「安心の可視化」だという話でした。ここから5-2は、担任の「大切にしていること」が自然に伝わる学級通信を扱います。
学級通信は、出来事を並べるだけでも伝わりますが、もう一歩だけ工夫すると、担任の見方や学級の方向が保護者に届きやすくなります。
この回で見ていくこと
・三段構成で書くコツ
一 事実
二 子どもの姿
三 担任のひとこと
この順でまとめると、活動報告だけで終わらず、「何を育てようとしているのか」まで自然に伝わります。
・押しつけにならない書き方
「こうしなければ」と受け取られないように、言い切りを少し柔らかくして、「私はこういう姿を大事にしたいと思っています」の形で書いていく考え方です。
・続けやすくする工夫
タイトルや中身の型を、ゆるく決めておくと、書くときの負担が減っていきます。
読みながら、今のクラスで「これを大事にしたい」と思っていることを一つだけ頭に置いておくと、内容が入りやすくなります。
5-2では、学級通信を「活動報告」で終わらせず、担任の見方や学級の方向が伝わる形にする書き方を扱いました。ポイントは三段構成です。
この回のポイント
・事実 子どもの姿 担任のひとこと の順で書くと、意図が伝わりやすい
・言い切りを避け、押しつけに見えない言い方にする
・型をゆるく決めておくと、続けやすくなる
これらはあくまで苦手な先生向けです。
私のように、好き好んで書くような人は、ご自分のやり方で書いていった方が伝わると思います。
ちなみに、私の場合は、学級通信の「相手」は保護者ではありません。子どもたちです。いつも子どもたちに向けて書きます。もちろん、保護者の目にも入ることを想定して書いていましたが、通信で話しかけている相手は、目の前の子どもたちでした。
その内容を見て、保護者の方が感想をくださる…そんなイメージです。
次の5-3では、学級通信と保護者対応のつながりを扱います。