高学年担任必見!『はずれ担任』を返上する7ステップ

学級経営

はじめに

高学年を担任するということは、もしかしたら大きな挑戦であり、その責任の重さから悩みも多くなることもあると思います。

特に「保護者から『今年の担任ははずれ』と思われているのではないか」という不安を抱える方は少なくありません。特に、前の担任の人気が高かったりすると、その不安は大きなものになりますよね!

子どもからも保護者からも「絶大な」人気を誇る前担任がいたとしたら、そんなときは、「ああ、学級王国がうまくできたんだな」くらいに気楽に思っておくとよいです😉(実際、それって邪道でしょ?っていう人は結構いるので)

この記事では、保護者に信頼され、子どもたちとの良好な関係を築きながら、高学年の学級経営を成功させるための具体的なポイントをご紹介します。

 

 

高学年特有の児童の心理を理解する

 

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高学年の子どもたちは、自立心が芽生え始め、教師や保護者からの干渉を嫌がる一方で、自分を認めてほしいという強い欲求ももっています。

特に女子児童の場合、友人関係や心身の変化に悩むことが多く、教師との距離感が変化しがちです。

 

教師としてまず心掛けるべきは、子どもたちの心理的な成長段階を理解し、無理に距離をつめようとせず、適度な距離感を保つことです。その上で、困った時にはいつでも相談できる「安心感」を与える存在であることを意識しましょう。

 

 

保護者との信頼関係を築く

 

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保護者に「今年の担任は信頼できる」と思ってもらうためには、コミュニケーションがカギとなります。以下のポイントを意識してみましょう。

  • 定期的な情報発信: 学級通信や個別連絡を通じて、子どもたちの学校生活の様子を具体的に伝えます。

  • 個別対応: 問題が起きた際には迅速かつ丁寧に対応し、保護者と協力して解決策を見つける姿勢を示します。

  • ポジティブなフィードバック: 保護者への連絡は悪い報告ばかりになりがちですが、時には、よい点も積極的に伝えることで、保護者の安心感を高めることができます。

 

 

授業を通じて求心力を高める

 

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高学年の子どもたちにとって、授業は教師との関わりを深める重要な場です。授業を楽しく、魅力的なものにすることで、子どもたちの信頼を得ることができます。そして、それが保護者の信頼へとつながります!

  • 楽しい授業を心がける:「楽しい」とは、授業を脱線して雑談が楽しいとかそういうことではなく、「知的に楽しい」授業のことです。

  • アクティブ・ラーニングの導入: 子どもたちが主体的に参加できる活動を増やし、成功体験を積ませる。

  • 個別の支援: 学習が遅れがちな児童には、個別に声をかけたり、補助的な教材を用意する。

授業が楽しく進められるようになれば、子どもたちの態度も改善され、保護者からの評価も自然と高まります。そのためには、授業の出口を明確にしたうえで、導入を工夫したり、授業形態を工夫したりするとよいですね!

 

問題行動への冷静な対処

 

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高学年では、時に問題行動が目立つこともあります。しかし、感情的な対応は逆効果です。以下のステップを意識して対応してみましょう。

  • 事実確認を丁寧に: 感情的に反応せず、何が起きたのか冷静に把握する。

  • 児童本人と話す: 当事者と対話し、彼らの視点を理解する努力をする。例えば、持ち運びできるホワイトボードなどを活用して、書いたもの、まとめたものを子どもにも見せて「こうだったんだね」というように確認しながら進めるのがおススメです!

  • 再発防止策を共に考える: 罰を与えるのではなく、どのように改善すればよいかを児童自身に考えさせる。「どうするとよかった?」「同じことを繰り返さないためには、どんなことに気をつけるといい?」など!

 

このような対応を繰り返すことで、保護者から「信頼できる教師」として認識されるようになります。

最近は、子ども目線でクレームを入れてくる保護者も少なくありません。子どもがせっかく納得して帰宅しても、保護者が納得せずに「うちの子も無理やり納得させられた」と言ってくる方もいます。

こういう方への対応も含め(理不尽ですが)、生徒指導力・保護者対応力を身につけていきたいですね。

 

 

子どもたちの声を尊重する

 

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高学年になると、子どもたちは「自分の意見を聞いてほしい」という気持ちが強くなります。そのため、教師が一方的に指示を出すのではなく、子どもたちの声を聞きながら学級経営を進めることが大切です。

  • 学級会の活用: 子どもたち自身にクラスの課題や行事について考えさせる場を設ける。

  • 選択肢を与える: 決定事項において、子どもたちが選択できる余地を作る。

 

こうしたプロセスを通じて、子どもたちは学級に対する愛着を持つようになり、教師に対しても好意的な感情を抱くようになります。「先生に頼りにされてる!」という思いをもたせることが重要ですね!

 

 

自分自身をケアする

 

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教師が心身ともに健康でいることは、学級経営を成功させる上で欠かせません。特に高学年を担任していると、多くのストレスがかかります。以下の方法で自己ケアを心掛けましょう。

  • 同僚との相談: 同僚や管理職に悩みを打ち明け、アドバイスをもらう。プライドが邪魔するかもしれません。……が、そんなプライドは無用です。どんどん相談しましょう。相談すれば、何かあった時の責任も管理職に移ります😅

  • 趣味の時間を確保: プライベートの時間を大切にし、リフレッシュする。土日も学級のことを考えてしまうでしょうが……

自分自身を大切にすることで、子どもたちや保護者に対してもポジティブな影響を与えることができます。

 

 

長期的な視点をもつ

 

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すべてを一度に完璧にこなすことは難しいですが、少しずつ努力を積み重ねていくことで、教師としての成長を実感できるようになります。

保護者の信頼を得るには時間がかかることもありますが、日々の誠実な取り組みが最終的には大きな成果を生みます。一朝一夕で事態が変わるものではありません。一つ一つの積み重ねが、段々「この先生、いいかも」となり、その感情が「先生のいいところ」を探していくことにつながります。

 

 

終わりに

 

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保護者に「はずれ」と思われるのではないかという不安は、多くの担任教師が抱える悩みです。しかし、子どもたちや保護者との信頼関係を築くためには、日々の努力が何よりも大切です。

この記事が、学級経営や保護者対応に悩む先生方の一助となれば幸いです。教師としての自信を取り戻し、子どもたちにとってリスペクトされる存在を目指しましょう!

 

 

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