はじめに
夏休みに入りましたね。
「やっとひと息つける」
「とにかく寝たい」
そんな気持ちになっている方も
多いのではないでしょうか。
でも、ふとカレンダーを見ると——
校内研修、校外研修、出張、課題、出勤日……。
「休み」のはずが、
意外と予定が詰まっていて、
あっという間にお盆を迎えてしまう。
そしてお盆が終われば、
もう新学期が目の前にやってきます。
だからといって、
「夏休みこそ教材研究を!」
「休みの間に子どもたちのために!」
——そんな「正論」は、
今回は脇に置きましょう。
この記事では、
「9月を無理なく迎えるために、
最低限これだけは意識しておこう」
という視点で、
夏休みの過ごし方を考えていきます。
「よし、やるか!」と
気持ちよく2学期を迎えるために。
あれもこれも頑張る必要はありません。
でも、「これだけは」と思えることを
今日から少しずつ意識してみませんか。
① 夏休みは「疲れをとる時間」と割り切る

夏休みになると、
「時間があるうちに…!」と
いろいろ詰め込みたくなります。
でも、4月からの疲れは、
思っている以上にたまっているもの。
特に若手教員や、
初めて高学年を担当した先生は、
「実は精神的にも限界だった」
「7月は、もう一歩も動きたくなかった」
そんな状態だった人も多いはず。
だからこそ、夏休みはまず、
「疲れをとる時間」と
割り切ることが大事です!
-
とにかく寝る
-
好きなことをする
-
学校のことを考えない日をつくる
これだけでも、立派な
「夏休みの過ごし方」です。
無理に気合いを入れ直そうと
しなくてOKです。
まずは、自分のコンディションを
整えることを最優先にしましょう。
② 9月をイメージして「今の自分」に必要なことを考える

「2学期のことを考えたくない」
これは当然の心理です。
でも、ちょっとだけ先回りして
考えてみましょう。
9月の自分は、どんな状態でいたいか?
「また頑張ろう」と思えているか?
「うわ、また始まる…」と絶望していないか?
このイメージによって、
夏休みの過ごし方は変わります。
たとえば…
-
授業の準備は最低限でいいから「最初の1週間だけ」見通しを立てておく
-
クラスの気になる子の対応を「どうするか」だけ考えておく
-
9月にやりたいことを「メモだけでも」しておく
こうしておくと、
2学期がスタートするときの
心の負担が軽くなります。
「完璧じゃなくていい」
「やりながら考える」
でも、「完全ノープラン」だけは
避けておきましょう。
③ 「休む日」と「動く日」を分ける

夏休みになると、気持ちがゆるんで、
なんとなくダラダラ過ごしてしまいがちです。
逆に、
あれもこれもと予定を詰め込みすぎて、
疲れ果てるパターンもあります。
私自身、こんな経験があります。
「よし、今日は映画を観て、銭湯に行って、買い物もして…」
盛りだくさんに計画を立てたものの、
結局いろいろ考えすぎて動けなくなり、
どれもやらずに
一日中家にいたことがありました…😅
こんな風になると、
「せっかくの休みだったのに…」と
後悔してしまいますよね。
だからこそ、休みの日は
「休む日」と「動く日」を
分けるのがコツです。
-
完全オフの日をつくる
-
動く日は、時間とやることをざっくり決める(午前は掃除、午後は教材研究…など)
「今日はもう一切何もしない!」と
決める日があると気持ちがラクになります。
逆に「今日は少しだけ動こう」と
決めた日には、
最低限のタスクだけやれば
OKとしましょう!
リズムができると、
夏休みが「ダラけすぎ」も
「頑張りすぎ」も防げます。
④ 「人と会う時間」をつくる

夏休みこそ、「学校以外の人と会う時間」を
意識的につくるのもおすすめです。
「同僚と話すのも疲れたし、正直、人と会うのもしんどい…」
そんな気持ちになること、ありますよね。
でも、私自身は高校時代の友人と
飲みに行くことが、
いいリセットになっています。
高校の友人は、職業も考え方も多様です。
それぞれ違う道を歩んでいて、
教育の話をまったくしない時間が、
逆にすごく刺激になります。
「あ、学校の外にも世界はあるんだな」と
思えるだけで、心が軽くなることもあります。
もちろん、無理に人と会う必要はありません。
でも、もし
「最近、誰とも話してないな」と感じたら、
気心の知れた誰かと少しだけ会ってみるのも
よい気分転換になるかもしれません。
⑤ 「来年の自分」のために、ひとつだけ残しておく

気がつけば、夏休みは
あっという間に終わります。
だからこそ、「来年の自分」のために、
何かひとつだけ残しておくのは
どうでしょう?
たとえば…
-
1学期の所感をメモしておく
-
学年通信のフォーマットだけつくっておく
-
自分の板書写真をスマホに整理しておく
これをやっておくと、
「どうだったっけ?」となったときに、
「あれ、あったよな!?」と
自分のためになります。
「子どものために」とか「学校のために」
じゃなくていいですよ。
自分のために、ひとつだけ
「未来へのお土産」を残しておきましょう。
終わりに

夏休みは、「がんばるための時間」じゃなく
「次に向かうための準備期間」です。
・とにかく休む
・最低限だけ準備する
・完全オフの日をつくる
・人と会う時間も大事にする
・来年の自分のために、ひとつだけ残す
これだけで十分です。
……とはいえ、
「そうはいっても、やっぱり少しは備えておきたい」
「9月にバタバタしたくないから、今できることはやっておきたい」
そんな気持ちも、もちろん自然なことです。
もし、少しだけ
「2学期に向けた学級づくり」を
考えておきたいな
という方は、
以前公開したこちらの記事も
よかったら参考にしてください。
▼『学級組織で子どもを動かす~組織を活かしてリーダーを育てる仕組み~』
2学期は行事も増えて、
子どもたちの関係性も揺れやすくなります。
「リーダー役の子をどう育てるか」は、
学級経営の中で悩みがちなところですよね。
この記事では、
「今いる子たちの中から、どうやってリーダーをつくるか」
「日々の生活の中で、どんなことを意識するといいか」
そんな視点でまとめています。
再現性にこだわって作成しています。
「学級のことも考えておきたい」
そんな方は、ぜひ読んでみてくださいね。
やってみよう!
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