子どもをノセる!戦略的な「ほめ」のすゝめ

コミュニケーション

どーも、トーイです!

突然ですが、子どもを
叱ったことありますか?

もっというと、
他人の子を叱ったこと
ありますか?

 

あるという方は
おわかりでしょうが、

るってものすごいエネルギーを
消費するんですよね。

だから、僕はできるだけ
叱らずにいきたい、
そう考えています。

 

それでも日常の中で
子どもたちはまちがいを
犯しますから、

叱らざるを得ないということは
確実にあります。

 

でも、できることなら
毎日ほめて過ごすことができれば、

子どもも教員も、
どちらにとってもいい状況
だと思っています。

 

「ほめるのはよくない」とか
ここではそういう議論は
なしでお願いします!

しかし、ただ単に
適切な行動を見つけてほめる
というのとは少し違います。

 

戦略的な「ほめ」なのです!

 

どんなときに、どういう意図で
「ほめる」のか、
お伝えします!

 

 

春休みから材料集め

 

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6年生担任だけがもつ特権

 

春休み中、始業式の前日、
多くの学校では、

入学式の準備に6年生の手を
借りているのではないでしょうか?

 

5年生の時に、
すでに役割分担が済んでいて
5年生の時の担任が指示を出して、

1~2時間程度作業を
する時間があると思います。

 

そのときに、だれが6年生の担任かを
明かすことはできませんが、

6年生の担任は、
カメラをもって各作業場で

子どもたちが一生懸命に
準備する様子を撮影するとよいです。

 

そして、その写真をWORDなどで、
A3用紙にひたすらに並べる!

コメントなどもあるとさらに効果的!
学級開き用の黒板のどこでもいいので、
ラミネートして貼っておくのです。

 

なんなら、ひと言、

 

「新1年生のために一生懸命に働く、頼もしい6年生の姿に感動!」

 

などとチョークで書いておけば
絶対に前に見に来ますし、

 

新担任発表の前から好感度UPまちがいなし!

 

「こんなにほめてくれる私たちの担任は誰なんだろう?」って。

 

すでにここで戦略的でしょ?

 

事前に子どもの申し送り事項は
聞いているでしょうから、

とくに難しい子や、
いわゆるボス的存在の子も、
わざわざ取り上げてほめておくのです。

 

始業式に行く前に話をする機会があれば、
そのときにでも写真を交えて
話をするとともに、

 

「こんなに素晴らしい最上級生、式の姿も楽しみです!期待しちゃうなあ」

 

と言っておけば、ピシッとした姿勢で
校長先生の話を聞く子が
多く出ることでしょう。
(全員とは限りませんよ)

 

 

初日の朝の会や始業式でも材料集め

 

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朝の会で、5年生の時の役割を
思い出して自分たちで
進めているなんてことがあれば、

こんなに素晴らしいことはありませんね!
そういうところもチェックです!

 

また、式の様子も写真に収めます。
まっすぐに前を向いている子
姿勢がいい子などなど、

 

好ましい姿を撮影
⇒次の日の朝用にWORD!

 

僕はさらに学級通信を作成していました。

 

1日1号なんて言わず、
初日こそ2枚、3枚と、
タイミングを考えて出したことも!

 

例えば、

  1. 入学式の様子から(机に置いておくか、朝の会で配付)
  2. 担任第一声用(自己紹介や大切にしたいことなど)

と、2号くらいはあっという間です。

 

でも、これは、
僕が文章を書くことに抵抗がないからだし、

学級通信を学級経営の手立てのひとつに
していたからなので、
絶対ではありません。

 

前述したように、黒板に貼るだけでも効果的です!

 

 

子どもはほめてくれる教員が好き

 

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子どもたちは、

自分たちのよさを認め、
よさを見つけ、
よさを引き出して

ほめてくれる教員を
好きになります。

 

そして、それが
信頼関係にもつながっていきます。

子どもたちの信頼を勝ち取るためにも、
「ほめる」は多用するのを
おススメしたいと思います!

 

 

あるクラスでのこと

 

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その6年生クラスは、
担任との関係が良好とは
言い難い状況でした。

 

決して反発しているわけではないけど、
どこか互いに距離を感じ
信頼し合えていないな、

そんな様子でした。

 

僕が授業に行っても、
やはりどんよりとした空気があり、
やることはやるけど……みたいな。

 

そこで、いつもの「ほめ」攻撃です!

 

普段からあまり
ほめられていないと見えて、

ちょっとした「ほめ」に対しても、
「いえ~い」と喜びます。

「さすが、おれたち天才!」
なんていう小学生男子っぽい発言も
見られるようになりました。

 

僕は、ただ、

「この時間は、これをやりきろう」と
態度面の課題を課し、
授業の終わりに評価しただけです。

崩れそうになったときに途中で
声をかけることはありました。

 

「ちょっと崩れかけてるよ、辛抱だ!」と。

 

授業の終わりの評価では、

「残り5分が残念だった。そこまではパーフェクト!次はのこり5分にまで意識を注ごう!」

 

⇒次の時間「前の時間は、残り5分が課題だったね。でも、今日は最後までパーフェクトだった!素晴らしい!」

 

……これだけです。
これだけで、ノセられるのです。

 

させたいこと、広めたいことをほめる

 

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子どもってかわいいもので、
他の子がほめられると、「自分も!」
と思うことが多いですよね。

そこを利用してほめます。

 

例えば、誰かの姿勢を直したいときに、
その子を叱るのは素人
ほかの姿勢のいい子をほめるのです。

 

「Aさんは、さっきからずっと姿勢よく話が聞けているね、きっとAさんの心に届いてるんだろうなって、嬉しく思います」

と言えば、

姿勢のよくなかったBさんは、
はっとして姿勢をよくする
可能性が高くなります。

 

授業でも使えます。
各教科で使わせたい用語とか、
考え方とかってありますよね?

 

例えば算数

 

画像

 

「辺」を示させたいときに、
点Aと点Bの2か所を指し示すのではなく、
点Aから点Bまでをなぞるようにするのが理想です。

 

後者の示し方ができる子に
前に立たせ、説明させる。

 

そして、「辺」の示し方を
大いにほめるのです。

 

ほかの子も次の機会から
同じようにするでしょう。

 

そうしたら、その子もまたほめれば、
学級全体に広がっていきますよね!

 

姿勢や態度だけでなく、
そういった場面でもほめてくれる、
認めてくれる教員を、

子どもたちはきっと好きになることでしょう!

 

 

おわりに

 

画像

 

いかがでしたか?

「叱る」は大きなエネルギーを
使いますし、

子どもの反応を考えると
リスキーです。
(くどいようですが、全く叱らないわけではありません)

 

それに比べ、ほめるのはタダ!
ノーリスク!

これを自分の武器にして
子どもたちをノセて
互いに楽しく過ごすとともに、

行事等で好ましい結果を出す
ことにもつながります!

 

試してみてくださいね!

 

 

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トーイ

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