先生方、年度末まで
あとわずかですね。
6年生の担任の先生方は、
子どもたちの成長を
間近で見守りながら、
同時に、
卒業に向けての様々な準備に
追われていることと思います。
そんな中で、
「最近、どうも落ち着きがないな…」
「浮かれているんじゃないかな…」
子どもたちの
心の状態について、
こんな心配はありませんか?
このように、
6年生特有の
「浮かれ」心理が
顔を出すことも……
今日は、
そんな6年生の心理状態と、
担任として伝えたいこと
についてお話したいと思います!
先生方が、
子どもたちの
「浮かれ」心理に気づき、
対応されることで、
子どもたちが安心して
卒業の日を迎えられることを
願っています!
6年生にみられる「浮かれ」心理とは?
卒業が近づくと、
子どもたちは開放感や
高揚感を感じやすくなります。
「もうすぐ卒業だ!」
「中学校生活が楽しみ!」
そんな気持ちが、
行動に現れてくるんですね。
しかし、その一方で、
「卒業するのは寂しい…」
「中学校でうまくやっていけるかな…」
といった不安も
抱えていることがあります。
こうした心理状態が、
-
注意散漫になる
-
軽率な行動が増える
-
周りの友達と浮かれ騒ぐ
といった行動に
つながってしまうことが
あるのです。
過去の事例から学ぶこと
昔、
(もう昔といっても
いいくらいなのかあ…)
私が担任した6年生の中に、
卒業間近に立て続けに
ケガをしてしまった子がいました。
一人は、
昼休みに広い場所で
なぜか
スライディングをして骨折。
もう一人は、
なぜか
階段を数段飛び降りて
着地に失敗し、
骨にひびが…。
二人とも、
卒業式は松葉杖での参加
となってしまいました。
同じ学年で、
同じような時期に
ケガをしてしまった二人。
これは偶然だったのでしょうか?
今なら、
その原因が分かります。
それは、「浮かれ」心理です。
卒業が近づき、
気持ちが高揚していた二人に、
「卒業に向けて、
浮かれすぎないように
気をつけようね」
という声かけが、
事前にできていなかったことが
大きな反省点だと感じています。
6年生に伝えたい大切なこと
この経験から、
私は6年生を受けもつたびに、
「卒業に向けて、
気持ちが浮かれすぎると、
思わぬケガやトラブルに
繋がることがあるから
気をつけようね」
と話すようになりました。
もちろん、
ケガは起こらなく
なりましたが、
子どもたちの
心の浮かれは、
毎年感じます。
そのたびに、
クラスで話し合ったり、
学年主任の時には、
学年集会を開いて、
別のことに集中できるような
手立てを打ってきました。
学級の組織を学年版に変え、
それぞれの役割で
「企画」を考えさせました。
- 授業のこと
- あいさつのこと
- 下級生との関わり…
子どもたちから
上がってきた案を
実行に移した感じです!
子どもたちも
楽しんで、
そして、
卒業生としての
責任も感じながら
日々を過ごしていました。
卒業式の日に伝えたいこと
卒業式の最後の学活で、
担任として何を話すか。
それは、
子どもたちにとって
一生の思い出になるような、
そしてこれからの人生の
糧となるような言葉を
贈りたいと思っています。
私が6年生担任時代に
事あるごとに伝えてきたのは、
「誇り」と「生き方」
ということでした。
「自分自身に誇りを
もって生きてほしい」
「これからどんな
生き方をするのか、
自分で考えて
選択してほしい」
そんな思いを込めて、
最後の学級通信に
したためました。
卒業式の日の
最後の30分程度の学活で
話したことなんて、
覚えている子は
少ないかもしれません。
でも、
1年間ずっと
伝えてきたこと、
大切にしてきたことは、
子どもたちの生き方や考え方に、
じわじわと影響を
与えるものだと
思っています。
だからこそ、
心を込めて
言葉を贈りたいのです。
あと2か月、できること
卒業まであと2か月。
子どもたちを
温かく送り出すために、
今からできることを
少しずつ、
そして確実に
準備していきたいですね!
そして、それは、
先生自身の負担に
ならない方法で。
先生も、
子どもたちも、
笑顔で卒業の日を
迎えられるように。
そんなことを考えながら、
残りの日々を
大切に過ごして
いきたいと思います。
今回は短めで……
最後まで読んでいただき
ありがとうございました!
トーイ
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